男性が習慣としてやらなければならないこと
として髭剃り、がありますね。
髪を洗うというのとは違って手入れも大変。
そして処理の仕方、手入れの方法も人それぞれのようです。
カミソリや、電気シェーバーはもちろん一般的ですが、
最近は毛抜きで抜く派も多いようですね。
でも剃るのと抜くのどちらがいいのでしょうか?
肌への負担は?本当にその方法で大丈夫なの?
ということも不安になってきますよね。
ここでどれくらいの男性がヒゲを抜いているのかをチェックしてみると。
25歳から34歳の男性のアンケートによると
実に62%の人が日常的にヒゲを抜いていると答えています。
意外と多いですよね。20代前半でも多くの人が
毛抜きで抜くのを習慣にしているようです。
その理由として、
毎日ヒゲを剃るのは面倒だと思うし、
カミソリ負けで血が出るのが嫌だから、
時間はかかるけれど、ヒゲを抜いたあとの
ツルツルした感じが気持ちがいい、
太い毛が抜けた時の気持ち良さがたまらない
など、が挙げられています。
あなたはどっち?剃る派と抜く派の割合は?選んだ理由も聞いてみた!
剃る派としては、簡単だから、
それに慣れているからという意見が多いようです。
また抜く派としては、肌がツルツルになるから、
気持ちがいいからという答えが圧倒的。
また、剃るとヒゲが濃くなるから、
という理由で抜いている方も多いようです。
でも、正しい方法で行えば、濃くならないように
剃ることができるのです。
髭が濃くならない肌に優しい剃り方
髭を剃るには、肌を傷めたりしないように
事前に準備をしましょう。
髭を剃る下準備として必要なのは、石鹸です。
カミソリの刃、電気シェーバーの刃は
細菌が入りやすいので、使用する前も普段から、
シェービングフォームや石鹼などで
きれいに洗っておくことがまず大事です。
髭剃る前には顔を蒸しタオルなどで温めておく、
またはぬるま湯で洗顔をしておくといいですね。
• T字カミソリで剃る場合のやり方
使用する刃の枚数や剃り方にも注意が必要になります。
カミソリの刃の枚数には3枚刃、4枚刃、5枚刃がありますが、
髭が顔全体的に生えている場合には
4枚刃または、5枚刃のカミソリを使用しましょう。
あごひげや口ひげ程度の人であれば
3枚刃を使用するようにしましょう。
また、逆剃りをすると肌が傷ついてしまいますし、
カミソリの刃先が傷んだり肌に与える負担も
大きくなってしまうことも。
顔をぬるま湯や水で濡らして、顔に水分を十分に与え
カミソリの滑りを良くすると、逆反りをしなくても
綺麗に剃れるようになります。
シェービングフォームをつけて、
髭の生えている方向に沿って剃っていきましょう。
• 電動カミソリで剃る場合のやり方
使っていて、滑りがあまり良くない時は、
プレシェービングローションを使って、
なるべく軽い力で動かしていけるようにしましょう。
何往復もさせたり、また押し付けてしまうと
肌を傷つけてしまうので、
軽い力で動かすというのがポイントです。
どちらもアフターケアで肌へのダメージを軽減します。
カミソリで剃る場合も、また電動シェーバーで剃る場合も、
角質層は傷つき肌はかなり渇いてしまいます。
髭を剃った後で赤みを帯びたり、
ヒリヒリ感があるのは肌が傷ついているからです。
またこの状態だと、バイ菌が入り込みやすくもなっているので、
髭剃り後の肌にニキビに似た毛嚢炎(もうのうえん)が
発症してしまったりします。これを防ぐためにも、
髭を剃ったら、必ずシェービング剤を
つかって綺麗に洗い流しましょう。
そして、アフターシェービングローション、
化粧水を使って肌を十分に保湿します。
また、化粧水の後は、美容液や乳液で
しっかりとフタをすることも重要。
剃る前の準備そして剃った後のケアもとても大切。
これなら剃る派も肌にできるだけ負担をかけずに
処理することができます。
また抜く派も、きちんと同じようなケアが必要です。
髭は抜いた方がいいのか!?メリットとデメリットを比べてみよう!
ではヒゲを抜く派という方。
抜くことのメリットとデメリットを比較してみましょう。
どちらもデメリットはあるので、どちらがいいとは言えません。
その方のヒゲの状態によっても変わってきます。
毛を抜くことに適しているかたにとってのメリットは?
抜くのに適しているというのは、
髭が数も少なく、太さも細く、剃らないでも目立たない方、
また、肌が強い方も適しています。
こういった方にとっては、肌全体をいためることがないので、
メリットと言えるでしょう。
デメリットとは?
実はヒゲを抜くという行為はデメリットだらけなのです。
様々なリスクが伴います。
• 埋没毛(埋もれ毛)
これは、肌の中に毛が埋もれてしまっている状態のことです。
ヒゲ自体は太く、根も深いために強引に抜くと
皮膚や毛穴が傷ついてしまいます。
その傷ついた毛穴は、治そうとかさぶたのような膜を作り、
肌の角質層を増やします。この膜が毛穴をふさいでしまうので、
肌の表面に出てこられなくなった毛が、
皮膚の中で成長してしまったものが「埋没毛」です。
黒くぽつぽつとして肌に残ります。
これを無理に出そうとすると一層皮膚を傷つけてしまうことに。
• 色素沈着
これは、ヒゲを抜いた部分が黒くなったり、
またシミのようになってしまうことです。
メラニン色素というシミや日焼けの
原因になるものが影響しています。
メラニン色素は、肌が刺激を受けた時に作られるもので、
肌を守る役割をしているものでもあります。
ヒゲを抜いたことによる皮膚、
毛穴のダメージによってこれが作り出されます。
毛抜きを繰り返しているとダメージが多いので、
メラニン色素がたくさん発生し、
排出しきれなくなったメラニン色素が蓄積されて
それが色素沈着となっていきます。
• 毛嚢炎(毛包炎)
毛嚢炎は、肌に小さく赤いブツブツができた状態で、
毛穴の中には白っぽい膿が溜まって、
一見ニキビのように見えるものです。
軽度の場合は、かゆみや痛みはありませんが、
ひどい場合には発熱や痛みが伴うこともあります。
• 炎症
ヒゲを抜いたとき毛穴の中が傷つき、
その部分に細菌が侵入してしまうことが原因で、
毛根の周りが炎症や化膿してしまいます。
これもヒゲを抜いてしまうことで、
肌を傷つけていることから、殺菌が侵入しやすくなる
ということになるのです。
もし抜く場合も最善の方法で行うようにしましょう。
ここで正しい毛の抜き方をご紹介いたします。
一番最初に、顔に生えている髭に蒸しタオルを当てます。
しっかりと消毒したピンセットを使いましょう。
髭のある皮膚部分を伸ばして、
生えている方向に沿ってゆっくり引き抜いていくようにしましょう。
抜くのが終わったら、冷水、保冷剤などで皮膚を冷やします。
これで肌に赤みが出ないようになります。
その後、ローションを塗ってしっかりと保湿をします。
自分でぬくのはリスクを伴いますので、
プロに任せることをお勧めします。
のちに肌を傷めてしまわないようにするためにも大切です。