秋が終わり、12月になると今年もあとひと月で終わりかぁ~。
クリスマスが終わったら仕事納め、
そしてカウントダウンで当たらしい年がやってくるのかぁ~って、
なんか物悲しい寂しい感じがしますよね。
12月で世界中で最も知られているイベントはやっぱりクリスマスでしょうね。
日本ではクリスマスは祝日ではありません。
でも、日本でもクリスマス商戦などで12月では大晦日と並んで
最も注目される日ではないでしょうか?
そのクリスマスですが、ホワイトクリスマスってよく聞きますよね。
でも、その意味するところを知っている人は意外と少ないかもしれませんね。
何かロマンチックな意味もあるのかしらん?
という事で今回はホワイトクリスマスについて少し掘り下げて見ていきます。
ホワイトクリスマスのホワイトって何のこと?積雪で景色が白くなること!
ホワイトクリスマスあるいは白いクリスマスとは、
12月24日または12月25日、つまりクリスマスイヴかクリスマスの日に
積雪があることを示す英語です。
その反対語はグリーンクリスマス(緑のクリスマス)であり、
その意味はその同じ日に積雪がないことを指します。
また、降雪していても積雪していない時はホワイトクリスマスとは言いません。
ホワイトクリスマスが見られる場所にはかたよりがあります。
地球は自転の軸が太陽に対して傾いているので、
太陽暦の12月24日と12月25が冬になる北半球では、
多くの地域がホワイトクリスマスになります。
しかし、北半球でも低緯度の地域では普通、ホワイトクリスマスにはなりません。
まとめて言うと、ホワイトクリスマスになる可能性が高い地域は、
南と北の寒帯に入る地域、冷帯にあって冬季に一般的基準で湿潤な地域、
北半球の温帯の中でも寒冷で冬季に湿潤である地域、
南北の高山帯にあってクリスマスイブ、
クリスマスの日に湿潤な地域または万年雪の地帯です。
なんだか難しいかもしれないけど、要するに、雪が降るくらい寒くて湿度が高い所では
雪が積もりやすく、そしてクリスマスイブあるいはクリスマスに雪が積もると
ホワイトクリスマスと言うのです。
もっと知りたいホワイトクリスマス!歌や映画にも使われていた!
ホワイトクリスマスはなぜこんなにも人々に好まれるようになったのでしょうか?
少しその歴史を見てみると、最初に注目される様になったのが
大作家チャールズ・ディケンズの小説「クリスマスキャロル」で描かれた
雪のクリスマスであり、その本が出版されたのは、
1843年12月だと言うので前々世紀に書かれた小説がその始めと言うことになります。
その後1942年にビング・クロスビー、
フレッド・アステア主演の映画「スイング・ホテル」でその映画の
主題歌「ホワイト・クリスマス」が大戦中であったにもかかわらずヒットし、
人々の心をつかみました。そしてその続編の映画「ホワイト・クリスマス」(1954年)も
大ヒットし、ホワイトクリスマスという言葉が一層定着するようになったと言えそうです。
その中でもアーヴィング・バーリン作詞・作曲のクリスマスソングの
「ホワイト・クリスマス」はビング・クロスビーが歌ったものが歴代で最もよく売れた
シングルとされていて、その売り上げ枚数は5000万枚とされています。
「ギネス・ワールド・レコード」は、クロスビーだけでない全ての版を含めて、
アルバムも入れるとその総売り上げは1億枚になると公表しています。すごいですね!
アーヴィング・バーリン作詞・作曲「ホワイト・クリスマス」
I'm dreaming of a white Christmas just like the ones I used to know
かつて知っていたようなホワイトクリスマスを夢見ているよ
Where the treetops glisten and children listen to hear sleigh bells in the snow
木の先が輝き、子供達が雪の中のそりの鐘の音が聞こえるのに耳を澄ますよ
I'm dreaming of a white Christmas
ホワイトクリスマスを夢見ているよ
With every Christmas card I write
全てのクリスマスカードに書くよ
May your days be merry and bright
あなたの日々が楽しく光り輝きますように
And may all your Christmases be white
そしてそのクリスマスが真っ白になりますようにとね
まとめ
ホワイトクリスマスの意味の由来、お分かりいただけたでしょうか?
その起源は宗教的な意味ではなく、小説や音楽、映画等のマスメディアを通じて、
商業的な側面を通じて広がっていったようですね。
クリスマス自体もキリストの誕生という説はどうも違って季節の変わり目、
つまり冬至に近い日付で、それを過ぎると日照時間が長くなり始めて、
それを太陽の復活として祭ったのが始まりらしいとのことです。
そのような事を知ったうえでクリスマスを迎えると、
また違ったおもむきでその日を楽しむことができるのではないでしょうか?