時々、テレビで聞く「始末書書きます!」ってセリフ。
そもそも始末書ってなんなんでしょう。
始末書とは?
「始末書(しまつしょ)とは、業務などにおいて過失や規程違反を犯した者が、事実関係を明らかにするとともに謝罪し、再発させないことを誓約するための重要な書類」。
注) Wikipediaより抜粋
簡単に言うと、大人が書く反省文といったところでしょうか。
そして、その反省文に誓って、もうやりません!というわけですね。
失敗はイケないことですが、失敗は誰にでもあります。
誰かが言っていました。
「完璧にやろうとするな」と、璧にやろうとするとどうしても変に力が入り、失敗しやすくなるという言いつけです。
野球で例えるなら、プロ野球チームにドラフト1位投手で入団、プロ初の先発マウンド。
「よーし、ノーヒットノーランじゃーい!」と、言うようなもの。
ヒットを打たれちゃっていいじゃない、ホームランを打たれちゃっていいじゃない。
むしろ、ボロカスに打たれちゃってもいいじゃない。
失敗や悔しさをバネに人は成長するものです。
かなり話が逸れちゃいましたが・・・。
ホントのイケないことは同じ失敗を繰り返すということであります。
失敗を失敗のままにしてはいけないのであります。
この失敗を成功の糧とするのであります。
そして、この始末書、書き方によっては上司に良い印象を持ってもらうこともできます。
今回は、この始末書についてご紹介していきたいと思います。
始末書を書く前、しっかりミスの原因を分析し尽くし、対策を講じる
「とにもかくにも始末書とやらを書けばいいんでしょ?」
「はいはい、書きます書きます」ではなく!
その前に、なぜ始末書を書くような失敗をしたのか、その原因を徹底追及しましょう。
以下の失敗を・・・。
小生は出世欲の強い入社2年目の24歳の男性社員である。
出世のために人脈を広げようと、毎晩2~3時まで飲みに出かけているような毎日、正直辛いが出世のためだ頑張るぞ。
だが、こんな生活に身体がついていけるハズもなく、ついに何度か寝坊しさらに風邪をこじらせてしまった。
例とします。
ここでの原因はやはり、
1)深夜の2~3時まで起きていたという夜更かし
2)欲が強すぎていた
3)自己管理不足
にあります。
まずは1についてですが、確かに人付き合いは大切です。
断ってばかりいて「あいつ付き合い悪いよな~」なんて思われたくないですよね。
だからって、何でもかんでも誘われたからってホイホイ行くのはやめましょう。
何があっても自身の身体優先です。
次は2です。
強欲は人を滅ぼすということですねぇ。
最後は3ですね。
上記2つの原因を全く考慮していなかった自分の自己管理能力の低さを見直しましょう。
今の自分の心の優先度は、出世>>金>>>人付き合い>>>>>>>>>自分
こんな感じじゃないでしょうか?
もっと自分を大切にしましょうね~(∩´∀`)∩
遅刻した場合の長文例
では原因もわかったところで、本題の始末書の書き方に移りましょう。
遅刻した時の始末書を書く際のポイントとしては、
• 自分が犯した罪の内容と詳細
• それに対する謝罪の気持ち
• もう遅刻はしません!という決意と意志、そして対策
この3つであります。
以上のポイントを抑えた例文がこちら
平成○○年××月△△日 ←始末書を渡す日付 西暦でも元年でも可
~~課
課長 ●● ●●殿 ←始末書を渡す上司の名前をフルネームで
~~課 ▲▲ ▲▲ 印 ←自身の名前とハンコを
始末書 ← タイトルをお忘れなく
私は××月から幾度と遅刻と無断欠席を繰り返していたことを大変罪深く思っております。
←自身の罪
深く深く、謝罪申し上げます。
大変申し訳ございませんでした。
←それに対する謝罪
これは私の日頃の不注意及び自己管理を怠っていたことの自身の怠惰が原因です。
私利私欲にばかり目がいってしまって同僚、上司の皆様を二の次にしてしまいました。
しかし、この私にもう一度好機をお与えくださったことに感謝申し上げます。
これからは会社の皆様の誰よりもいち早く出社し、掃除と雑用をこなし皆様にお茶を淹れさせていただきます。
私からのお詫びとして受け取ってください。
もう二度と皆様にご迷惑をかけませんよう、今一度誓いを申し立てます。
←もう罪を犯さないという決意と意思
以上 ←文章の終わりの時はこれをお忘れなく
以上が例です。
あくまで例ですので、少し長文になっております。
ですが、長文の方が読んでもらう相手に誠意が伝わるかと思いますのでオススメですが、ネット等で始末書のテンプレートを丸々コピーするのはやめておいた方がいいです。
あくまで基本ベース、お手本としてコピーしましょう。
いかがでしたか?
本来、始末書とは遅刻や無断欠勤などの不始末、犯罪を起こした時などに謝罪し、二度とこの失敗を繰り返さないということを誓うために書くためのものです。
「始末書の真の書き方」は書いてハイ、終わりということではないこと。
さらに、始末書は会社への提出書類です。
つまり、過去に提出した書類や資料等も全て保管されているハズです。
始末書を書く頻度が高い人は不真面目と認識されて、増給や昇格などのチャンスが減る可能性も出てきます。
始末書作成に一番大事な「二度と遅刻やミスをしない」という強い意志を持ち、失敗の再発防止に努めてくださいね。
それでは良い社会人ライフを(/・ω・)