消費税が2014年の4月から8%になって
もう4年経とうとしています。
国会では消費税10%の増税が
2017年4月から2019年10月へと変更になりました。
また家計の負担が増えるかもしれませんね(;_:)
家計簿をつけている主婦の方も気になってくる消費税!
スーパーなどで、消費税込みで表示してあるんだけど、
税抜きはいくらなの?とか
気になる方もいらっしゃるそうですよ(^^)
そこで今回は、主婦の方だけではなく
消費税の計算などに興味のある方々に、
「そもそも消費税とは?」と、
「消費税の税込」「消費税の税抜」などについて
色々とお話をさせていただきます。
◎税抜き価格の出し方
そもそも、このいちいち計算しなければならない
消費税とは、いったい何者なのでしょうか?
その税抜き価格を計算するには
税込価格を知るところから始まります。
また、本体価格に対して
消費税8%の価格は?と言っても、
計算するときにどのように
計算すればよいのでしょうか?
まず初めに消費税について
簡単にお話をさせていただいてから、
それぞれの計算方法のお話をさせていただきます。
◇そもそも消費税とは何者なのか?
税金は、納税者が直接税務署等に納付する「直接税」と、
納税者が間接的に納付する「間接税」という
大きく2つに分かれます。
消費税というものは、その「間接税」になります。
▲消費者側の消費税とは?
例えばスーパーなどで
税抜き1000円の「食品a」を購入し、
その消費税80円(8%)がかかったとします。
スーパーはこの時に受け取った消費税80円を、
消費者に代わって税務署に納付することになる
ということです。
購入者の代わりにスーパーを通して、
「間接的に」消費税を納めたということになります。
▲スーパー側、仕入れ先(食品メーカー)の消費税とは?
上記で記述した「食品a」をスーパーが
仕入れ先(食品メーカー)から、
税抜500円で仕入れしてたとします。
スーパーも消費者同様、
その仕入れ先(食品メーカー)に、
消費税540円を支払わなければならないので、
仕入れ先(食品メーカー)もスーパーに代わって
受け取った40円を納付する仕組みになっています。
※…これを仕入れ税額控除という
▲それぞれの納付額とは?
この様に消費者側が払った消費税80円から
「スーパーの納付額は40円」、
「仕入れ先(食品めー)40円」が納付額になます。
◇税抜価格から税込価格の計算方法
商品に税別って表示されていることが
多いと思いますが、いったいその商品に
消費税をプラスするといくらになるのでしょうか?
税額8%ということは、商品の定価価格から
8%の税が掛かるということなので、
商品の定価価格(100%)+消費税(8%)
=税込価格(108%)ということになります。
この108%を小数点の数字にすると、1.08になるので、
税込価格の計算をするときは、
税抜き価格から1.08をかけてやるということになります。
税抜価格×1.08=税込価格
例:1000円×1.08=1080円 ということです。
◇税込価格から税抜価格の計算方法
税抜価格から税込価格の計算方法は
税抜価格から1.08掛ける計算方法だったので、
税込価格から税抜価格の計算方法は
その逆で税込価格から、
1.08で割ってやるだけで計算できます。
税込価格÷1.08=税抜価格
例:1080円÷1.08=1000円 になります。
続いて消費税を割り出す計算も
紹介させていただきます。
◇消費税価格のみの計算方法
税込や税抜の計算は1.08を掛けたり
割ったりして計算していました。
消費税のみを割り出す計算は税額(8%)の
0.08を税抜価格に掛けることで、
その商品価格の消費税を計算することが出来ます。
税抜価格×0.08=消費税
例:1000円×0.08=80円
ということになります。
◎小数点未満はどうする?
今までのように割り切れるような計算だといいのですが、
消費税の計算をすると
どうしても割り切れない場合があります。
小数点以下の数字が延々と続くような感じで…。
では、そのように割り切れない時の
小数点以下の数字は、
どのような処理をしていけばいいのでしょうか?
◇消費税の計算で小数点以下はどうするの?
例えば、税抜本体価格が27,250円だったとします。
税込本体価格:¥27,250
¥27,250(税込価格)÷1.08=25,231.481481481481… ¥27,250(税込価格)-¥25,231(税抜価格) =¥2,019(消費税8%) 表示価格:¥27,250(内税2,019) |
ということになり、小数点以下は
「切り捨て」で計算します。
◇法人の場合、割り切れなかった時の「切り捨て」や「切り上げ」の決まりは?
基本的に消費税を納めるルールとしては、
「売上の総額の8%を納めてください」
ということなので、明確な決まりはありません。
その会社のルールによって決まっています。
また、割り切れない場合には
「切り捨て」「切り上げ」「四捨五入」の
3つの方法がありますので、
会社のルールに従って計算してくださいね。
◎まとめ
いかがでしたか?
「消費税とは?」から、「税込価格」や
「税抜価格」の計算方法までお伝えいたしました。
消費税の計算というものは
ややこしいと避けてきましたが、
実は意外と簡単に計算できることに気付きました。
法人の方から消費者の方まで
消費税の計算をすることが多々あると思いますが、
この記事を読んで頂いて
少しでもお役に立てれば幸いです。