浴衣は素敵だけれど、どうも上手く着こなせないと感じることはありますよね。
洋服と違って毎日着るものではないので、勝手がかなり違います。
また、去年の夏に来たけれど、着崩れして悲惨だったという方もいるかもしれません。
暑い時期に着るための浴衣。
慣れないことと、着方のちょっとしたことで、こういったことが起こりがちです。
また、着崩れてもすぐに直せないのが浴衣の難しいところ。
着崩れしないように着て上手に浴衣を着こなしたいですよね。
今度の夏は花火大会に、また夏祭りに浴衣を着ていきたい、と思っているかた、まずは、洋服と浴衣の違いについて理解しておきましょう。
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まず洋服と浴衣の長所、短所についてあげてみると
洋服の長所は
- 着ていて活動的になれること。
- 着やすいこと
- 重ねて着れたりぬいだりできるので体温調節しやすいこと
また短所は、
- 体系によって着れるものが限られること
- 子供から大人までずっと着ることができない。
- 作るとき、生地が無駄になる(曲線で裁つので)
一方浴衣の長所は
- お直ししやすいので長い期間着れること
- 体系に左右されないこと
- 直線で裁つので、生地が無駄にならないこと
短所は、
- 動きにくい
- 体温調節ができないこと。
- 着るのが難しい、時間がかかること
などでしょうか。それぞれに良い点、そしてウイークポイントはありますね。
普段着る洋服だけでなく、着物、浴衣も着こなすことができたら本当のおしゃれさんですね。
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洋服とは違う浴衣を着た時の注意点!
また違う点としては、浴衣はある程度素材が限られていますが、洋服はかなりバリエーションがあること、そして、着物は着るときに、男女ともに右襟が手前になるように着るのですが、洋服は男性と女性様が逆に作られていますよね。
着物、浴衣を着るときに逆に左前にあわせてしまうと、亡くなった方に着せる着物(死装束)になってしまうので、和服を着るときには注意が必要です。
この着こなし方は和服全てにおいてです。温泉できる浴衣も無論そうなります。
まず着るときに要チェックしましょう。
洋服と浴衣の違いをチェックしたところで、浴衣を着る時の注意点についてご案内いたします。
普段洋服を着ていると、突然浴衣になるとわからないことが意外と多いですよね。
特に着こなしのポイントを押さえておくと、浴衣を着ても素敵に振る舞えますよ。
普段、洋服を着た時の体の動きのままで浴衣を着ていると、どうしても着崩れやすくなったりします。また浴衣を着るときにあらわれる独特の雰囲気、エレガントさを台無しにしてしまうことに。
浴衣を着て歩くときにどうしても歩きづらいですよね。
これには袖を引っかけたり、座るとシワになりやすかったり、階段を登るときに引っかかる感じがするということがあるでしょう。
この違和感を解消するために、歩くときはいつもより小股で、何かをとったり、手をあげるときには袖口を抑える、階段を登るときは、衿先の「褄」を少し上げて歩きましょう。
気をつけて見るだけで、とても動きやすくなるものです。またこれらの振る舞いもとても品があって美しいですよね。
自然と背筋もピンとして着ますよ。浴衣を着ていると自然と姿勢も良くなるものです。
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カンタン!着くずれしない浴衣の着方!
着崩れを防ぐには、着付けをするときに気をつけるポイントを抑えれば大丈夫です。
まず、
- スポーツブラか和装下着をつける
これはウエストと胸の差があるとボコボコになって着つけにくく着崩れしやすくなるためです。
和服を着る際に着崩れを防ぐには、くびれをつくらないことです。
またそのためにウエストラインにタオルを巻くということも。洋服からは考えられませんが寸胴がいいのです。
- 腰紐をしっかりと結びましょう
ここをしっかりと結ぶことで着崩れを防げます。きつくて辛いかも、と思いがちですがここをきちんと結んでおくことでかなり着崩れは防ぐことができるのです。
- コーリンベルトを使いましょう
コーリンベルトは胸元の緩みを防いでくれます。ゴムなので締め付け感もなくつけやすいのがポイント。
これらを気をつけると、綺麗に着こなせますよ。
締めるところはしっかりと締める、そしておしとやかに振る舞うだけで着崩れ防止です。
その上素敵に見えるので浴衣を着るのはいいことばかりかも。
浴衣の着こなしのポイント
きちんと着て所作に気をつければ、ずっと綺麗に着こなせます。
ただ羽織ればいいというのではなくて下着やベースになるものが大切です。
しっかり準備をしておけば綺麗に着こなすことができるというわけですね。
浴衣は着れば着るほどに振る舞いもおしとやかになるので、もっと浴衣を着る機会を作るといいかもしれませんね。
一度上手に着こなせて、着崩れもなかったら嬉しくなるし、もっと着たいと思うはず。
今度の夏は早速浴衣を着てどこかへ出かけてみませんか?