七夕祭りといえばやっぱり「七夕飾り」ですね。そして、七夕飾りのなかでも仙台七夕まつりの「七つ飾り」が有名です。
そして、その中に仙台七夕飾りで一番目立つ「くす玉」というものがあります。
実際、ネットなので「仙台七夕」「くす玉」と検索してみると、すごい派手なくす玉の写真が出てきます。いったい飾りでメインになっている「くす玉」はいったい何なのでしょうか?
そこで、今回は私も注目していた「くす玉」に関連する事ついて、色々とお話していきたいと思います。
また、ご家庭の七のお願いをするときに自分でも簡単にできる「くす玉」の作り方などもご紹介したいと思います。
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七夕飾りのくす玉の由来
初めにも出てきた「くす玉」というものは、一体何なのかすごく気になります。
そして、その「くす玉」を知るためには、まず、ルーツを辿っていかなくては話が始まらないと思いますので、仙台七夕まつりの由来から始まって「くす玉」のことについてお話をさせていただきます。
そもそも仙台七夕まつりとは?
仙台七夕まつりとは、東北三大まつりの一つ、宮城県仙台市で行われているお祭りで、全国の七夕祭りの先駆的な存在になります。
また、仙台といえば有名な伊達政宗の影響から派手好きな土地柄でもあり、注目されて有名になった七夕まつりです。また、緑色が深まる8月に、青葉の街中が七夕一色になるそうです。
戦国武将・独眼竜伊達政宗公が広めたとされている仙台七夕まつりは、地元では親しみと誇りを込めて「タナバタさん」と呼ばれているそうです。
ただのきれいで豪華だけの意味ではなく、短冊には学問向上を、折鶴には長寿など、七夕祭りの飾りにはそれぞれ願いが込められています。
また、仙台七夕まつりには、
「瑞鳳殿七夕ナイト」・「仙台七夕花火際」・「夕涼みコンサート」など、イベントもあり見どころもたくさんあります。全国から沢山集まって盛り上がりますよ。
次は、仙台七夕まつりの由来・くす玉の由来などについて見ていきましょう!
仙台七夕まつりの由来・くす玉の由来とは?
仙台七夕まつりにはくす玉飾りの特徴的な飾りがあります。このくす玉にはいったいどんな由来があるのでしょうか?
このくす玉を検証していくために、仙台七夕まつりの由来、くす玉の由来を追ってていきましょう。
仙台七夕まつりの由来とは?
宮城県仙台市の七夕祭りの歴史は古く400年以上も前から続いていて、現在は毎年8月6日から8月8日に開催されているお祭りです。
仙台七夕まつりの歴史は、
当時の仙台藩祖であった伊達政宗が七夕を奨励したことが始まりだと伝えられています。
しかし、明治時代に入り旧暦から太陽暦(新暦)が採用されることで、七夕の行事が衰退していったことがありました。
しかし、1927年(昭和2年)に仙台の商店街の商人たちが、立ち上がり大規模な七夕飾りを設置すると、大勢の見物客が詰め掛けることになり、七夕祭りが復活しました。
しかし、戦争に入ると自粛されましたが、終戦後の1946年に七夕まつりは復活し、その翌年には昭和天皇の巡幸に5000本の竹飾りで歓迎されました。
それから、だんだん飾りが華やかになって現在の七夕祭りへとなっていきました。
仙台七夕まつりの飾り、くす玉の由来とは?
仙台七夕飾りの大きな目玉の一つである「くす玉」は、今から70年ほど前に、「森天祐堂」というお店の主人がダリアという花をモチーフにして考案されました。
庭に咲くダリアを見て、「この花を七夕飾りに利用することができないか」とされ、きれいな京花紙をかごに張り付けて二つに合わせて、丸く飾られたそうです。
これが仙台の七夕飾り「くす玉」の始まりです。
それからその華やかさにひかれて、現在の吹き流しとともに七夕の主流になりました。
このくす玉飾りは「くす玉+吹き流し」がセットになって、仙台七夕飾りの主役になっており、10mほどの高さで5本セットになって飾られています。
そして、このくす玉の意味は「故人の霊を慰めるため」のものだとされています。
七夕祭りで、くす玉を七夕飾りとして飾られるようになったのは、まだ70年前と結構歴史が浅かったんですね。
また、私がよく知っているくす玉は、お祝い事に使うときのものとしてのイメージがありました(笑)
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くす玉の簡単な作り方
では、実際に自分でもくす玉は作れないか、簡単ですが作り方をいくつかご紹介させていただきます。
身近にあるもので作くれます
家にあるもので作る場合は、まず同じ大きさの「ざる」や「ボール」を2つセットで用意しましょう。ちなみに「ボール」は球技で使う時のボールではありませんよ(笑)
- それを2つ合わせて丸くしてテープで固定しましょう。
- そして、その周りに色んな色のテッシュを丸めたものや、色紙などを丸めて隙間が空かないように全体に張り合わせていきましょう。
どうですか?簡単に出来そうですよね!
100均で買えるもので作ってみよう!
ざるや「ざる」や「ボール」は100均でも当たり前に売っているので、周りに張り付ける飾りは、女性コーナーやイベントコーナーにある花飾りなど華やかなものを張って敷き詰めるといいでしょう。
折り紙で作ったものを張り付けるのも大変おすすめで、家族で「ワイワイ」楽しみながらできますよ。
みんなで作った七夕飾りは願いがいっそう叶いそうですね。
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仙台七夕まつりと各イベントの日程
※公式情報では2018年度の詳細は準備中とのことで以下の情報は、2017年度の情報をもとにしていますのでご了承ください。
日程 | 時間 | イベント | 会場 |
5日 | 19:00~20:30(予定) | 仙台七夕花火祭 | 仙台西公園付近一帯(予定) |
6~8日 | 11:00~21:00 | おまつり広場 | 勾当台公園市民広場
定禅寺通りグリーンベルト、つなぎ横丁 |
〃 | 18:00~21:00 | 瑞鳳殿七夕ナイト | 瑞鳳殿 |
〃 | 17:00~20:00(予定) | 仙台城跡夕涼み イベント | 仙台城跡(青葉城跡) |
まとめ
いかがでしたか?
宮城県仙台市で行われている東北三大まつりの一つ、仙台七夕まつりと、その「くす玉」についてお話をさせていただきました。
ぜひ、この情報をもとに、お役に立てていただければ幸いです。ありがとうございました!
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