シングルマザーにとって悩みの種である、保育園や幼稚園、学校などで行われる父の日の行事、母子家庭のお母さんにとっては何かと不安になるのではないでしょうか?
いっそのこと父の日なんてなければいいのに!って言いたいですよね。父の日にだけ周りの親御さんや子供達から「なんで、この子にはお父さんがいないの?」という視線に晒されて…。
そんな、父の日の扱いに悩んでいるシングルマザーに向けて、今回は、「格好の父の日関連行事対策」「子供のケアは?」について取り上げていきたいと思います。
学校の父の日関連行事対策
母子家庭なら父の日の行事を休むという考え方
学校や幼稚園、保育園によって父の日の行事があるから参加してくださいなどと、各家庭の親御さんに対して何らしかの連絡がくると思います。
もし、あなたにとって、学校などである父の日の行事を欠席する必要があると感じるのであれば、誰から何を言われたとしても欠席するのです。
しかし、学校などの先生や保育士さんから欠席はありえないと言うような発言にも晒される事もあると思います。このことで傷つくお母さんも多いでしょうが、子供のことを第一に考えて欠席してください。
世間一般的に考えて・・・
配慮も何も感じられないような言葉を使う先生や保育士さんもいますので、注意してくださいね。
とにかく、周りからどのような目で見られようとも、子供とあなたが幸せであることが大切ですから貫いてみて下さい。
学校や世間に配慮を求めるのはお門違いな現実も…
これは、あるお母さんの体験談をもとにしているのですが、そのお母さんは小学校側から出された課題に文句を言いました。
その内容は、父の日の作文に家族旅行の写真と作文、お父さんの似顔絵提出だったそうで、それを求められた娘はその都度悲しい顔をしていました。
それに心を痛めたお母さんは、クラスの保護者会に、配慮をしてほしい事を伝えたそうです。
しかし、他のお母さんには、
「母子家庭だからって配慮するのはおかしい」と言われ落ち込んだそうです。
また、学校の先生からは、
「父親がいる事を想像で作文や似顔絵を作成下さい」と言われたそう。
娘が物心がつく前に離婚していて、娘は父親の顔を知らないし、何の思い出も無いのに想像して作文や似顔絵を作成するなんて無理な話で、あまりに理不尽です。
実際、いろいろな家庭事情を持つ子供達がいますから、母子家庭だけに配慮するというのは難しいのです。
昨今、母子家庭の配慮が必要との意見が多くなってきました。けれど、自分の意志で離婚したシングルマザーと子供にどうして配慮が必要なのかという意見も少なくないのが現状です。
このまま、母子家庭の子供は泣いていればいいのでしょうか?それは、違うと思います。父親のからんだ行事であろうと、いつも通りに過ごしていけるようになれることです。
それは、その子供たちが大人になっても母子家庭で育った現実は変わらないからです。徐々にですが、世間の目に晒されて慣れて行く必要があるのかもしれません。
これからは、離婚した理由や、母子家庭に育っても幸せでいれることを子供と向き合って十分話し合い、子供に、お母さんの愛情に満たされていることを伝え理解させるのです。
このことができていないのに、一方的に学校や世間に理解を求めるのはお門違いと言えるかもしれませんね。
子供のケアは?
子供のことをしっかり見て
母子家庭に育った子供の特徴ですが、どうしても母親に気を遣ってしまうようです。
空気を読んでいるというか、母親が困るであろうことは言わないのが、母子家庭の子供の傾向です。
母子家庭で育っていく内に、母親を思いやる気持ちが自然と身について行くのだと思います。
子供から何も言ってこないからと放って置くのではなくて、子供にとってどうすれば母親に話しやすいかを考えて環境を整えてあげるのも大事です。
しかし、なかなか子供と話す時間を設けることができないのも現実...。
けれど、母親に対して子供が話しやすいと思えるような雰囲気づくりを、日々心掛けておきたいところです。
子供はあなたのことを常に見ています。あなたも、しっかり、子供の様子を見て子供の気持ちになるようにしていきましょう。
父親の存在が無くても父親役はいる
父親はいなくても、父親役になってくれる人を作るのです。それは、決してお母さんが男性と交際することや、新しい夫と再婚するなどではなくて、親戚や、ご近所のお兄さん的な人、学校の先生など誰でもいいので、倫理観のあるいい男性と接する場を与えてあげるのです。
子供は「父親から男とはこうあるべきだ!」ということを学んでいきます。
もし、父親がいないのであれば、男とはこうだという男性の手本となるような父親役がいればいいのです。
父親がいることが重要なのではありません。父親がいなくても、子供が前向きに生きていけるように、母親として環境や人間関係を作ってあげることが大切なんです。
最後に
今回は、シングルマザーにおける父の日への心構えみたいなことを紹介する形になりましたが、いかがでしたか?
シングルマザーや父の日に限ったことではありませんが、やはり色んな方面との人間関係を切り開いていかないと、母子家庭のお母さんと子供さんにとっていい環境にはならない現実がありますね。
父の日の行事休むのもあなたの意志、行くのもあなたの意志です。自分の子供さんにとって最良の方法を選択してください。