赤ちゃんをお風呂に入れるのはどうも慣れない。
そんな中、赤ちゃんの耳に水が入ると
中耳炎になる可能性があると聞いて、
なおさら入浴させるのに緊張してしまう…
でもそもそも赤ちゃんが中耳炎になってしまうのは本当?
本当だとしたら中耳炎になる理由は?
大人は水が入っても
中耳炎になると聞いたことがないのに、
赤ちゃんだけなぜ…?
そんな疑問を解決していきましょう。
中耳炎になる原因
赤ちゃんが中耳炎になる原因は、
ばい菌が耳の中に入ることでおきます。
本来であれば、耳と鼻をつなぐ道は一方通行で
耳から鼻へと流れがあります。
でも赤ちゃんはまだ発達途中なので、
これが逆流してしまうことがあります。
鼻から入ったばい菌が耳に入り、
中耳炎を起こしてしまいます。
風邪とのきに中耳炎になりやすく、
5歳くらいになると抵抗力がついてくるので
中耳炎になる子は少なくなります。
また、お風呂の水が入ったときにも
中耳炎の起きる可能性がありますが、
これは鼓膜が破れていた時です。
水が入っただけでは、中耳炎になりません。
お風呂の水が入り、炎症を起こしたときは
中耳炎ではなく外耳炎になる場合があります。
では、赤ちゃんが中耳炎になると
どのような症状が現れるのでしょうか。
赤ちゃんは自分で「耳が変だよ!」と
話すことができません。
そのため、自分の耳に違和感があるときは
違う方法で伝えようとしてくれます。
一番わかりやすいのが、耳をよく触っているとき。
耳に違和感があるので触ってしまうのですね。
また、機嫌が悪い様子が続いたり、
夜泣きをするようなことが多いと
中耳炎を疑ってもいいでしょう。
また、症状がひどいと
耳だれ(耳から膿が出る)を起こす場合もあります。
お風呂で耳に水が入りにくくする方法
お風呂を入れているときに、
耳に水が入ってしまうと心配になりますよね。
大人であれば、片足立ちをして
頭を傾けてトントンとしたら自力で解消できますが、
赤ちゃんはそうはいきません。
でも、赤ちゃんの耳に水は入っても焦る必要はありません。
耳に入っても、自然と水は蒸発してくれます。
赤ちゃんの体温は高いので
大人よりも蒸発しやすいと考えられます。
綿棒などで無理に水分をふき取ろうとする方が危険です。
耳に水が入らないようにするためには、
軽く耳にふたをしてあげるくらいで大丈夫です。
強く耳をふたしてしまうと圧迫されて
鼓膜への悪影響が心配されます。
まとめ
赤ちゃんの耳に水が入ると中耳炎になる
というはよく聞く話かもしれませんが、
実際のところ間違った認識です。
中耳炎になるのは、風邪をこじらせた時の方が多いでしょう。
耳に水が入ってしまっても自然と蒸発してくれるので、
耳周りを軽くふいてあげるだけで大丈夫です。