小さい頃はあんなに甘えていたのに気が付けば
「うるさい」
「別に。。。」
「クソババア」
なんて生意気な口を利くようになったわが子。
今までは自分から色々話してくれたのに
最近は目も合わせてくれない。。。
思春期のお子さんを持つ親御さんは
そんな経験にショックを受けたことも
あるのではないでしょうか?
頭では「反抗期」と分かっていても
「正直いつまで続くの?」
なんてうんざりしまいますよね?
「躾が悪かったのかな?」なんて
自分を責めてしまうことも。
でも、心配は無用。
反抗期は子供の成長に欠かせない通過儀礼のようなもの。
特徴や時期を学んで気長に構えましょう!
反抗期の特徴
思春期に入るとホルモンの分泌により
徐々に身体が変化していきます。
それに伴い
考え方や感じ方など、心の面でも成長を遂げます。
特にこの時期顕著なのは
「自我」の芽生えにより
「自分の価値観」や「考え方」が形成されることです。
小さい頃は親の考え方が絶対だったのが
思春期になると自分の頭で考え
一人の人間として自立しようとする。
その「親からの自立」が反抗という形となって現れるのですね。
それでは具体的な反抗期の特徴を見ていきましょう。
• 以前より口数が少なくなる
以前はこちらから尋ねなくても
その日にあったことを自分から話してくれたのに
「今日どうしたの?」と聞いても
「別に。。。」などとはぐらかす。
本人なりに、悩みを抱えていたり
話したくない理由があるのかもしれません。
無理に聞き出そうとせず
本人が話したい時に聞いてあげましょう。
• 親と一緒に行動するのを嫌がる
以前は家族との旅行や食事など、喜んで参加してくれたのに
急に家族絡みの行事を嫌がる。
これは、親と一緒にいるのを見られることが
「恥ずかしい」からですね。
また、今まで “家族>友達” だったのが、
“家族<友達”になることも。
親としては、少しさみしいですが
「反抗期だから仕方ない」と割り切るようにしてみましょう。
• 口答えをするようになる
注意すると「うるさい」「黙れ」「クソババア」などの暴言を吐いたり
こちらの言うことにいちいち反論する。
言われた方は、腹が立ちますね。
これも
いちいち反応せずに、流せるものは流しましょう。
それでも悪いことをしたら悪いと言うことも大切です。
その時には、ただ頭ごなしに叱るのではなく
「どうしてダメなのか」
相手が納得できるように冷静に説明するのがポイント。
• 化粧をしたり、髪を染めたりする
思春期になると、異性の目を気にし始めるため
お洒落に興味を持つ子も出てくるようです。
また、自分のアイデンティティを確立し
服装を通じて自分の個性を主張するようにもなります。
そんな時は
「こんな格好してみっともない」と叱るのではなく
「これがこの子の個性なんだ」と寛容な心で受け止めましょう。
反抗期の時期
一般的に反抗期は
男の子であれば10歳、
女の子であれば11歳から始まり
高校生まで続くと言われていますが
これには個人差があるでしょう。
時期については男女差も関係しており
女の子の場合、始まりは早いが早く終わり
男の子の方は、始まりは遅いが遅く終わる
とも言われているそうです。
中には高校卒業後に反抗期が始まったという方もいるので
人により多少のばらつきがあります。
「反抗」は、子供が親から自立しようとするサイン。
いわば、蝶がサナギから成虫になる、そんな期間かもしれません。
少しさみしい気もするけれど
「我が子もこんなに成長したんだ」と誇りに思ってみてください。
あまり深く考え過ぎずに
寛容な気持ちでお子さんを見守っていきましょう。
お子さんと接する時にはできる限り
「意思を尊重する」ことが大切。
それでもストレスを感じたら、溜め込まないこと。
同じ年の子を持つママ友達に相談すれば
「うちだけじゃないんだ」と気が楽になるかもしれません。
たまには外に出て息抜きをするのも良いでしょう。
いつの日か
「こんな日も会ったね」と笑える日が来るといいですね!