家を出て、電車の中で揺られながらとか、
会社に着いて、椅子に座ってゆっくりしている時に
ふと家の電気を消し忘れたんじゃないかとか
不安になったりすることはありませんか?
そんなことがよくあると電気代が嵩むんじゃないかと気になりますよね。
でも、誰でも普通こんな経験ってあるものです。
実際に電気代をシミレーションしてみると、どのくらいの費用になるのか分かるでしょう。
出社後に家の電気の消し忘れに気付いた!電気代は跳ね上がるの?
「出社後にうっかり電気を消すのを忘れてしまった」
「就寝中は豆電球をずっとつけていたい」と言うように、
普段の生活で照明をつけっぱなしにしていることはよくある事と思われます。
このような時に、電気代がどのくらいになるのかを調べてみたいと言う人もいますよね。
以下の段では電気をつけっぱなしにした時に
いくら位電気代がかかるのか、電気代の節約方法などを見ていきます。
電気をつけっぱなしにした時の電気代はいくら?一日ぐらいなら大丈夫!
<蛍光灯の場合>
蛍光灯は今でも家庭や職場でよく活躍している照明です。
ここではリビングやダイニングでよく使われるシーリングライトを例にして、
蛍光灯をつけっぱなしにしたならばどのくらい電気代がかかるのか
シミュレーションしてみます。
仮に8~10畳の家庭用蛍光灯式シーリングライトの消費電力が75Wとします。
それを1時間使用すると2.025円になります。
(消費電力(W)÷1000×使用時間(h)×1kWh当たりの電気代27円/kWh)
それを24時間つけ続けると48.6円、1週間で340.2円になります。
これを基本として、具体的に例を作って、通勤時の消し忘れた時の電気代の計算をします。出勤して自宅から外に出ている時間を10時間とします。
すると20.25円の電気代がかかり、もし1カ月(30日)消し忘れ続けると
607.5円となります。一年だと7千円以上にもなります。
この時の電気代はシーリングライトだけを考慮して計算しています。
それ以外の自宅の照明をつけっぱなしにしていた場合、もっと金額が嵩むことになります。電気代を節約しようと考えているなら、
よく注意して電気のつけっぱなしの無いように心がけてください。
<LEDの場合>
LEDは最近頓に家庭の照明として使われることが多くなってきています。
LEDは蛍光灯と比較して電気代を押さえられるようですが、
ここでは比較の為、同じシーリングライトで比べてみることにします。
例えて8~10畳用の家庭用LEDシーリングライトの消費電力が45Wとするなら、
それを1時間使用すると1.215円かかる計算になります。
それを続けて24時間使うと29.16円になり、1週間使用した場合は204.12円になります。蛍光灯の場合と同じ条件にするために、
通勤時の消し忘れを10時間とすると12.15円になり、1カ月では364.5円になります。
この計算結果でわかるのは、蛍光灯とLEDを比較すると、
LEDの電気代は約40%安く抑えられると言うことです。
節電したいと考えている方はLEDを選択する事を考慮する価値があると言えるでしょう。
また節電を真剣に考えているのならつけっぱなしを避けて、
その都度電気を消す習慣をつけるようにしましょう。
LEDを家庭の照明として導入することの注意点として、
LEDは蛍光灯よりも価格が高く初期費用が掛かる事です。
また浴室ではLEDの寿命は短くなる傾向がある為に、
コストが反対にかかる可能性があることを知っておいてください。
短い時間で照明のスイッチを入れたり、消したりするのは逆効果なの?
照明器具で電気代が最もかかるのが、点灯させる時です。短時間(数分~数十分)で
何度も照明を点けたり消したりすると電気代が余計にかかります。
なので、ちょっと部屋を出ているだけなら照明をつけたままにしておく方が
電気代が安く抑えられます。
更に、グロースタータ式の蛍光灯は点灯する時に大きな負荷が掛かるので、
点灯をたびたび行うと寿命がかなり縮む恐れがあります。
省エネルギーセンターによると、1万時間の平均寿命を持つとされる蛍光灯を
使用する場合、1度の点滅のみで約30分、その寿命が縮むとしています。
それに対して、インバータ式の蛍光灯はグローランプを使っていないので、
点滅によって寿命が小さくなるようなことはありません。
その上、ちらつきが少なく、点灯するまでの時間も少なく、明るさが同じであるならば、
グロースタータ式と比べて、15%~20%程、節電が実現できるという利点があります。
豆電球はどのくらい電気を食うのか?
毎晩豆電球をつけっぱなしで寝ている人のために、
一晩、豆電球をつけっぱなしの時の電気代をシミュレーションしてみます。
消費電力を5Wとした豆電球(ナツメ球)の1kWh当たりの電気代はいくらか?
27円/kWhとすると、8時間豆電球をつけ続けるとその電気代は1.08円になります。
其の上、LED 電球の場合は電気代が1/10になります。
電気代をとことん節約したい人はLED豆電球の使用で電気代のカットに繋がるかも?
1日8時間を毎日、電気代として使用するとナツメ球の場合394.2円、
LED だと39.42円になります。
価格を比較すると、ナツメ球は1個で50~100円程度であるのに対して、
LEDは300~500円程度とLED が価格は高めです。
ではありますが、電気代を含めて比較すると、LEDの方が経済的と言えるでしょう。
それだけでなく、LEDの使用可能時間は40.000時間あるとされ、
1日8時間使用したとしても、5.000日使うことができます。
よって、買い替え頻度が下がるために、それによる費用の抑制に繋がります。
新たに照明を買い得ようと考えている方なら、
LED照明に切り替える良い機会かもしれません。
まとめ
電気を消し忘れることは誰にでもあることです。
しかし、いつも節電を心がけ、電気を点けっ放ししないことに注意していれば、
電気代を節約するもの可能なはずです。
またLEDなどの新しい消費電力の少ない照明に切り替えると
更なる効果が期待できるでしょう。
ここで取り上げた情報が少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。