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日本で風鈴はもともと何に使われていたの?

投稿日:2019年5月17日 更新日:

夏の音色の風物詩ともいえる風鈴。
目にも耳にも涼しさを与えてくれる
おなじみの風鈴ですが、ただ単に
音色を楽しむ粋なアイテムとして
生まれたわけではなかったのです!
今回は風鈴についてお話ししよう
と思います。

風鈴はいろいろな素材で作られていた!?


風鈴は平安、鎌倉時代には銅製で、
形は今のものとは異なります。
ガラス製のものができたのは江戸
時代からで、当時はとても高価
だったようです。
安価でガラス製の風鈴が流通する
ようになったのは幕末から明治に
かけてだと言われています。
大正期には鉄製の風鈴もあった
ようですね。
国宝である「法然上人絵伝(ほう
ねんしょうにんえでん)」の中にも、
今の姿とは違う、銅製の風鈴が描か
れているのです。
法然上人は「浄土宗」という仏教の
一派を開いた人物ですが、なぜ風鈴
が法然上人の伝記にあらわれたので
しょうか?

なんと!風鈴は魔除け?疫病除け?


風鈴の起源は、中国です。
日本には仏教、そのなかでも建築文化
とともに伝来しました。
中国で風鈴は「風鐸」と呼ばれており、
唐の時代には、竹林の東西南北に風鐸
を吊り下げて物事の吉凶を占うという
占風鐸」という儀式を行っていたよう
です。
強風は魔物や疫病を運んでくると言われて
いたようで、風鐸が鳴っている間は悪いもの
が流れ込んでこないと考えられていたよう
です。
その文化は日本にそのまま流入しますが、
初めはお寺にのみ設置されました。
お堂の軒先の四方に、銅製の風鈴を下げた
のです。
その名残は今でもみられますね。
天災や流行病(はやりやまい)を邪気の
せいだと考えていた平安貴族の間では、
あっという間に風鈴の存在が知れわたり、
風が入ってくる縁側に風鈴を吊るすのが
通常になったようです。
ただ、日本では四季の移ろいを五感で
楽しむ文化があります。
平安時代はとくに和歌が盛んでしたから、
景観や情景というものは重んじられて
きました。
秋には鈴虫やコオロギが活動しだし、
美しい鳴き声を聴かせてくれます。
日本での風鈴の外し時も、ちょうどその
頃合いだったようです。
虫の鳴き声を風鈴の音が邪魔しないよう
に、という粋な計らいですね。
今回は風鈴についてお話してきました。
夏にピッタリな風鈴ですが…
今では、賃貸に住んでいるとご近所さん
に気を遣ってしまって
なかなかベランダ側に風鈴を吊り下げる
ことはできませんね。
どうしても風鈴を下げたい場合の工夫
としては、風鈴の内側にセロテープを
貼ってみたり、風鈴のあたり棒を木に
変えることで、音を小さくすることも
できるようです。
目にも耳にも美しい風鈴。
夏には風鈴祭りに行って、風鈴を堪能し
てみるのも良いかもしれませんね!

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